9月30日公開講座
「薬局の活用のお話し」 一般社団法人 港北区薬剤師会 会長 相沢 淳 先生
公開講座 第三回(9月30日実施) サマリー
知っておきたいあなたの薬
健康食品と医薬品
・健康食品は食品なので、薬品のような効果はありません。
・食品と医薬品は、製造時のチェック内容などが異なっています。
「即効性」や「万能」という大げさな表現に惑わされないように。
飲んではいけないものではないが、特別な効果は無いと考えてよいです。
(そんなに効くなら医薬品として認められるはずなので)
薬局の活用のお話し
薬局、薬剤師の仕事(こんなこともやってます)
・コロナが2類の頃は、コロナ陽性者へ薬の配達を行った。
・スポーツ選手のドーピング防止活動(慶應の選手のサポートなど)
・災害現場での活動。モバイルファーマシー(移動薬局)が被災地に行くなど
薬はどこで買ったらよいのか
調剤薬局、ドラックストア、コンビニ
・調剤薬局は薬の調剤だけをするわけではありません。
・薬によっては、薬剤師がいる薬局でしか買えないものもある。
・薬剤師がいないお店で買う・・・セルフメディケーション(自己責任)となります。
第2類・第3類の医薬品は買えます。
・薬局で症状を聞かれる理由
1)薬の内容のダブルチェック(医師と薬剤師)
2)副作用が出ないかの確認。
残薬の問題
患者・・・処方された薬を飲んでいないことを医師に伝えづらい。
医師・・・患者が処方した薬を飲んでいると思っている。
→ 本当は飲んでいないのに「飲んでいるのに良くならない、薬の量を増やすか・・・」
で残薬がさらに増える原因になります。
医師に飲んでいないことを伝えにくい場合は、薬剤師に相談してください。
お薬手帳
複数の医院にかかっている場合、他院で出された薬の飲み合わせの確認が必要なため、
お薬手帳は薬局ごとに持たないで、1冊にまとめてください。
最近はアプリも便利です。
・家族全員分の情報の管理
・災害時、服薬中の薬の情報を確認できる。
処方箋を持っていない、何も買っていない場合でも、薬局で薬の相談をすることはできます。
いつも利用している薬局なら、過去の薬歴を保存しているので、いろいろ確認ができます。
コロナが5類になって気を付けること
・場に応じたマスク着用
・咳エチケット(手で口を押さえない・・・手で触ったところからの感染)
・ワクチン