10月よりインフルエンザワクチン接種開始
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インフルエンザ予防接種
レニンとアルドステロンとなると、正常値という話と、レニンアルドステロン比という話
になってくるのです。
アルドステロンが馬鹿高くてレニンが低いならいいのですが、
確かにスクリーニングを考えると、異常の可能性を広く捕まえた方がいいので、
多くの偽陽性がいた方がいいので決まっていることなのですが、
アルドステロンが正常値でもアルドステロンをレニンで割った数字で、異常を捕まえようと
現在の取り扱いは沢山の患者さんと場合によっては偽陽性の人を捕まえる形になっています。
何が言いたいかというとレニンの不安定さをいい加減にしてしまうと診断基準や取り扱い何って…
他にもあります。高血圧セットについて書きましたが、アルドステロンが高い時、
血中のカリウムKが下がります。
これもアルドステロン症を疑う1つの検査結果なのですが、このKの測定も気をつけないとブレます。
だんだんドロドロの話になってきました。
それを回避するためには、全部が全部必要とは言いませんが、
とくにレニンの測定(レニン濃度かか活性かでも問題はあるのですが)には採血後の処理をちゃんと
やらないといけないわけです。
内分泌医は臨床生化学を専門としています。
医師がこのことを忘れてはいけないと思います。
昔試験管を振ったり、ラジオイムノアッセイを自分でしていた頃を忘れると、
正しくないかもしれない検査結果に引っ張られます。
副腎に限らず、検査の正常値の条件を忘れるとダメだとなるわけです。
なお、アルドステロン症についての診断基準や取り扱いは、すぐに検索できると思いますが、
検査値のできる過程を考えることを忘れるとミスリードされますのでご注意を。
さらに、こちらもミスリードしないようにと思います。
筆 者
八木医院 内分泌・代謝専門医
薬師寺 史厚