内分泌のお話し 第2回
前回はホルモンの作用について話しました。今回は、
甲状腺が腫れているとか、甲状線に腫大があるとか言われました。
甲状腺は、甲状腺が皮膚の上から見て大きいのでは?とか
腫れているのでは?とか言われる場合があります。
(思春期ぐらいの女性だと正常でも大きく見える場合があります。)
甲状腺が腫れているということは、
1.甲状腺全体が大きい=びまん性の腫大
2.腫瘤(腫瘍や嚢胞)で腫れている=結節性の腫大
があります。
甲状腺に腫れものができても通常はホルモンの量は変わりません。
甲状腺は腫れものができても甲状腺ホルモンの多い少ないの症状は出ません。
次回はホルモンの測定で何?って思う FT3(FreeT3)とかFT4(FreeT4)の話です。
筆 者
八木医院 内分泌・代謝専門医
薬師寺 史厚
2022/5/16