検査の数値が示すもの 第02回

検査の数値が示すもの 第2回

食事の影響

健康診断のさいに空腹で検査を受けられますか?それとも食事をして受けられますか?
一般に検診の正常値は原則空腹時の採血によって作られる比率が高いので、空腹時の採血が比較しやすい
という傾向はあると思います。

ただ、空腹でなければ検査の意味はないのでしょうか、それは違います。
検査項目によって大きく食事の影響をうけるもの、受けないものがあります。
影響を受ける一番のものは中性脂肪かもしれませんが、脂質代謝異常のない方の影響は
やはり小さいものです。
一方、コレステロールの検査値については、中性脂肪ほどの影響はうけません。なぜでしょうか?

中性脂肪って脂肪をたべるから上がるのではありません。
また、コレステロールはコレステロールを含む食品で上がりますが、
それ以上に自分の肝臓でコレステロールが作られるためで、
食事の影響よりもコレステロールの生合成(自分で作ること)の影響が大きいわけです。

そんなわけで、検査をして単純に正常値だからいいではなく、内容を考える検査結果の評価が
必要なのだと思います。

次はなぜ検査をするのかです。

筆 者
八木医院 内分泌・代謝専門医
薬師寺 史厚

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