内分泌 のお話し 第26回

内分泌の話し 第26回

副甲状腺 なんだそれ?

副甲状腺と聞いて知っている人は少ないのでしょう。
正直説明しながら不安になってくるのです。


まずは名前から、
甲状腺の副でもありません。またの名前を上皮小体って書いても解決になりません。
また、余計に続ければ中国語で、甲状旁腺となります。
甲状腺の裏側に張り付いたり埋まったりしていて左右2個ずつ計4個あるのが普通となっているのですが、
5個のひともいないことはない。ここまでが場所と個数。

さらに大きさは米粒大なんだそれ、お米の大きさという意味だと言われていて、
小さいので腫れないと頚部超音波では見つからないレベルで、見えたら大きいくらいです。

お仕事は副甲状腺ホルモンを出して、ここからが重要で、
基本はカルシウムの血中濃度の維持を目的としているので、
骨のカルシウムの維持は二次的とも言えないことはないということです。

さあ、いよいよわからない話しです。
人はどうやら骨に着くCaの量よりも血中カルシウム濃度が生きるにあたり重要だと…
骨のカルシウムが減っていいというのではないのですが、
ともかく血中濃度を維持することにはたらいているようです。

って、ことは、血中カルシウムが下がりそうになると
副甲状腺から副甲状腺ホルモン(PTH)が沢山出て
カルシウムの食事からの吸収をビタミンD(また厄介なのが出てきました)と協力してあげたり、
時には骨から削ったり(厄介な表現ですが)してカルシウムをあげるわけです。

って、ことは何が難しいかというと、
今連日注射などで長く効くPTHの薬があるように、
適度なPTHは外性のカルシウムで血中濃度を少し上げて、
骨にカルシウムをつける、そうだ骨粗鬆症対策になるのだけど、
多すぎるPTHは、骨からカルシウムを削って血中濃度を不適切に上げちまう作用がある
ことになるわけです。

骨の元気は動物として行動できる源。難しい。
腎臓悪くなるとカルシウムが減って、それに対抗して体が沢山PTHを出すことがあります。
こんな時、なんでこんなことが起きるかというと
活性のあるビタミンDと活性のないビタミンDとかゆう話になってくるのです。
いよいよ混迷の一路。

ひとまず簡単にいけば、いつもの通り最終の標的の結果、
この場合はカルシウムのせいじょうかとPTHの正常化が目標です。

そこでいつもと同じ割り切りを、
まず採血結果は正常か、副甲状腺は腫れてるか、カルシウムを取る量は正常か過量になっていないのか、
一日あたりせいぜい牛乳一本から取れるカルシウムはいいけど、
多すぎると吸収しないで尿に出て尿路結石を作ったりするかもしれません。
ただ食事性で高カルシウムはおきないとは思います。

しまった、高カルシウム血症先に書けばよかった。次回は高カルシウム血症

筆 者
八木医院 内分泌・代謝専門医
薬師寺 史厚

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