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内分泌 のお話し 第18回

内分泌のお話し 第18回

プロラクチン産生異常

なんじゃこれは、というのが普通の方の反応でしょう。
そして少し知っている方なら

プロラクチンというのは下垂体前葉から分泌されるホルモンで
乳腺組織の発達や乳汁分泌についてオキシトシンと共に関係のある女性に必要なホルモンで
妊娠や出産後に関係がある
とお答えいただけるのです。
ここまで行ければ高校生の生物では十二分。どころか百分二百分なのですが、内分泌屋では…

プロラクチンは、ホルモンといってるのだから、また多いやら少ないのやらと言うのでしょう。
はい当たりです。
簡単に言えば、健康な成人女性(さあ、この辺がまた危ない表現なのですが、

お子さんをお産される年齢の女性、書けば書くほど危なくなってきましたのでやめます)
では、基本的に授乳の問題にしかおそらくプロラクチンが問題になることはありません。じゃ何?

まず、妊娠・出産・授乳期といった時期は除外します。
すると、簡単に言えばプロラクチンが高いと、

体はおそらく産後だと思って女性のサイクルを止めてしまう。故に不妊の原因になる。
生理の異常。(医学的には月経異常、2次性無月経、稀発月経など)
…産婦人科の先生の領域とも言い切れないけど…
(またも2次性とか書いてしまったけどこれは2次性高血圧の2次とは違うのだけど・・まあいいや)

というところで患者さんは見つかるのだけど、そこはこの「お話し」ですからそうは終われない
では次回も続きます

筆 者
八木医院 内分泌・代謝専門医
薬師寺 史厚

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