内分泌 のお話し 第07回

内分泌のお話し 第7回

前回、前々回とバセドウ病も橋本病も甲状腺の自己免疫の病気という話と、
どうもそれができやすい家族がいる。しかし日本人では因子をもつ方が沢山いるので、
せいぜい鼻が高い低いくらいの差の話であると書きました。
でも自己抗体ができなければ病気にはなりません。
そこで、さらに橋本病とバセドウ病の話を進めるにあたり、まずは抗体の話をします。

抗体ってなんでしたっけ?

抗体というと皆さんはどう考えますか?たとえば、病原体に対する抗体といえばどう考えますか?
病原体が体に入るとこれが働かないようにする物質を作る、これが抗体だ!
というのが普通の理解だと思います。
つまり抗体が邪魔をして抗原(この場合は病原体)の働きを抑えると考えるわけです。

ここまでが普通の抗原と抗体の認識なのですが、甲状腺の病気の場合ここからが違います。
普通は抗体ができると働きが落ちるのに、逆に働きが上がってしまうものがある。

その代表格がバセドウ病です。
また、普通、自分の細胞や組織に対して抗体は作られません。

つまり、自己抗体はおかしな事なのです。

次回は自己抗体にすすみます。

筆 者
八木医院 内分泌・代謝専門医
薬師寺 史厚

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